これは貴重な体験:紙面作り③④(7/3)

 今回で最後の作業となりました。これまでの土台(型)作りで1日,紙貼りで1日を経て,先週の日曜日と昨日と2日間を使って,色付けを行いました。
 先週は,型から面を外し,縁を切り取り,手製竹ひごの枠を縫い合わせ,下地の色付けを行いました。


 

 


 もっぱら,色付けは子どもたちで行いました。大人たちは,ただただ竹ひごの縁枠をたこ糸と針で縫い付けるのみです。

 昨日は,色付けも最も大事な顔の表情の部分です。これまでの面をお手本に,調色をして目や口など付けていくのですが,これがなかなか難しいわけです。味のある塗り具合をめざして黙々と塗り続けました。 今回の大人たちは,ただただシシの毛(シュロ)や爺さんのヒゲを縫い付ける作業です。

 

 最初はやる気満々の低学年やちびっ子たちでしたが,1時間ももたず,あとは,先生たちとお姉さんたちで見事に塗り終えました。

 約40年前に作って以来の面作りで,極めて貴重な体験ができたことは間違いなしです。
 40年前も同じように「ああだ」「こうだ」「もっとこうせんば!」とか言いながらやっていたのだろうと,思いを馳せながら,いい時間を過ごすことができました。
 南日本新聞,南海日日新聞さんにも取り上げていただきました(5月21日付け)。取材もありがとうございました。

 最後に子どもたちは,差し入れのスイカをしっかりいただいたあと,もう一つの小さめのスイカを「用心棒でスイカ割り」で楽しませてもらいました。


 1月以上に渡る,紙面作りが完結しました。

 

2023年07月03日