表現の扉が開かれる(6/4)

 本日は,文化庁の「子ども夢アートアカデミー」事業による,芸術教室を実施しました。
 講師には,全国で御活躍中の大津英敏先生(独立美術協会・日本芸術院会員,多摩美術大学名誉教授などに籍をおかれていらっしゃいます)・大津茜先生です。
 画家のお二人には,パステル画での描写について御指南いただきました。
 それだけでなく,画家や美術,「絵とは」ということにもふれていただきました。


 クレパスや絵の具でのスケッチは日常ですが,パステルという西洋の画法でのスケッチはもちろん初めてです。
 特に指先や指全体で色を広げたり,ぼかしたりする技法に子どもたちは打たれたようで,どんどん色を重ねていきました。
 違う色を混ぜ合わすことで,色が変わり,質感も生まれる。そんなパステルのよさが,子どもたちの表現の域を広げていきます。


 先生からもアドバイスをもらいながら,作品が仕上げられていきます。



 

 中学生はパステルの特質をうまく感じ取って,細やかな表現を駆使していきます。


2枚目に取り掛かる1年生。

 思った以上に子どもたちの表現スイッチが入り,作品の発表会までスムーズな進み具合でした。


 先生からもまとめのお話をいただき,貴重な経験となる時間は,あっという間に過ぎてしまいました。
 子どもたちの集中ぶりを見て,これからの図画活動に生きる時間になったことを確信しました。表現の幅が広がったことを直に見せてもらったのですから。

 英敏先生・茜先生,遠いところからお越しいただきありがとうございました。
 次の機会もお会いできますよう,心から強烈に願っております。これからの御活躍を御祈念申し上げます。
 校長室の展示物も更に華やかになりました。

2024年06月04日